こんにちは。 田園調布で、書道教室を主宰しております、佐藤清景(さとうせいけい)です。
今日は「褒める、褒められる」ということについて、日頃気がついたことを書いてみようと思います。
誰かに褒められるのって、とても嬉しいですよね。頬にぽっと上気がのぼるような、そんな温かい気持ちになります。
私はお教室で、生徒さんがうまく書けたらすぐにお褒めします。ここで大事にしているのは「本心から褒める」ということ。
私は嘘がつけない性分ですので、良いと思った部分をストレートにお伝えしています。
一方で、「人を褒めるのがどうも苦手」という方もいらっしゃいますよね。周りを見ていると、実は「褒められたい」と思っている方に限って、なかなか人を褒めない傾向があるように感じます。
「いえ、私もちゃんと人を褒めますよ」とおっしゃる方もいるのですが、そういう方が褒めているのは、身近な人ではなく、どこかのすごい肩書きのある方や芸能人など、遠くにいる憧れの存在だったりすることが多いのです。
かつて褒め下手だった私が、娘にハッとさせられた日
こんなことを言っている私ですが、若い頃はかなりの負けず嫌いで、人を素直に褒められない人間でした。
子どもが生まれて「叱ってばかりでは人は動かない」と気づき、できることから褒めようとはしたのですが……
元々が恥ずかしがり屋で褒め下手。「身内を褒めるなんてみっともない」とさえ思っていたので、当時はどこか打算的な褒め方をしていたのだと思います。
「〜ちゃんは社交的でいいわね。うちの娘は内弁慶で……」なんて、娘の前で平気で他のお子さんと比較するようなことを言っていました。
今考えると、本当に恐ろしいことです。
ある日、娘が小学校高学年になった頃、遊びに来ていたお友達の前で私の悪口を言ったことがありました。
その時、ハッとしました。居ても立ってもいられないような感覚でした。当時の親子関係は強い上下関係があり、どこか支配的だったのです。「ママの言うことは聞きなさい」と言う感じです。
それから反抗期を迎え、中学、高校時代は本当に苦労しました。
本心から褒める世界へ。目の前の「いいところ」を見つける訓練
子育てをし、お教室を開いて生徒さんと向き合う中で、私自身も大きく変化してきました。
人を素直に褒められるようになったということは、「相手を丸ごと認めて受け入れられるようになった」ということなのだと実感しています。
もし「もっと褒められたいな」と感じることがありましたら、まずは目の前にいる方の「いいところ」を見つける癖をつけてみるのがおすすめです。
人はどうしても自分の「正しさ」を基準にして、相手の悪い部分に目がいきがちなもの。けれど、どんな人にも必ず良いところはあります。
そして、褒めるときは必ず「本心から思ったこと」に限ってくださいね(笑)。
人は嘘で見せかけの言葉を使っているか、本気で言っているかをすぐに見抜いてしまいますから。
本心で人を褒められる世界に入ると、巡り巡って自分も褒められるようになり、毎日がとても嬉しく楽しいものに変わっていきます。
「褒めるのが苦手」という方も、目の前の人の良いところを探すことから少しずつ訓練できますよ。
お教室ではたくさんお褒めしますが、書道に関しては時々ちょっと厳しい一言があるかもしれません(笑)。
どうぞ楽しみにお越しくださいね。
