こんにちは。
田園調布で、書道教室を主宰しております、佐藤清景(さとうせいけい)です。
7月にフランス・パリで開催された「ジャパンエキスポパリ2022」に、自身の作品である「レインボー般若心経」を出展するために渡仏してまいりました。
出展のお声をかけていただいたのは、一昨年の暮れのこと。その間、コロナ禍の影響で1年間の延期となりました。 実は、このジャパンエキスポパリに出展するために誕生したのが、私の「レインボー般若心経」なのです。
今年も無事に開催されるかどうか、年明けからずっとドキドキしていましたが、無事に開催される運びとなり、念願のパリへ向かうこととなりました。

30年ぶりのパリ。デジタル化の波と渡航の壁
私にとっては、実に久しぶりの海外。パリを訪れるのは30年ぶりで、記憶や情報も古いままからのスタートでした。
今回の渡欧で何より大変だったのが、コロナ感染対策のためのアプリ登録や証明書の取得です。何度間違いなく入力をしても「正しく入力されていません」とエラーが返ってきてしまい、本当に苦労しました。ヨーロッパではAndroidが主流で、iPhoneとの仕様の兼ね合いで不具合が出やすいというアドバイスをいただき、ようやく納得したほどです。
「無事に離陸できるのだろうか……」と不安がピークに達し、私だけが成田空港に置いていかれる夢を見てしまったほどでした。
これからの時代、海外渡航にはスマートフォンが必須ですね。「機械は苦手」と言っていられない時代になったのだと痛感いたしました。現地のパリでも、すべての手続きや対応がスマホ中心に進んでいきます。ここ数年、お教室の案内などでSNSやデジタルツールに取り組んできたことが、本当に役に立ちました。
期せずして、自分自身の情報を新しくアップデートする良い機会となりました。

北極回り14時間のフライトを経て、夏のパリへ
さまざまな不安を乗り越え、無事に離陸。しかし、ここからも長い道のりでした。 当時の世界情勢の影響でロシア上空を飛ぶことができず、北極・アラスカを経由し、イギリス上空を通ってパリへと向かう迂回ルートをとったためです。
フライト時間は14時間強。50代後半の身体には、なかなかハードな長旅となりました。
無事に夕方のパリへ到着したものの、フランスは夏休み期間に入ったばかりで、空港はストライキの真っ只中。エスカレーターが動いておらず、荷物を抱えて歩くことになりました。「日本では当たり前のことが、当たり前ではない世界」へようこそ、と洗礼を受けた気分です。


空港の外へ出てバスに乗り込み、ふと空を見上げました。 夜の8時近くになっても、外はまだ明るいのです。パリの夏の日が沈むのは、本当にゆっくりとしています。湿気が少ないせいか、雲の形も日本のそれとはどこか違って見えました。
さあ、明日からはいよいよ展示が始まります。 続きはまた次回に。

