次回の体験DAY10月23日(金) 田園調布せせらぎ館

言葉を超えて伝わる世界。「感覚で好き」と選ばれたパリの奇跡【ジャパンエキスポパリ渡航記5】

こんにちは。 田園調布で、書道教室を主宰しております、佐藤清景(さとうせいけい)です。

「ジャパンエキスポパリ2022」渡航記も、いよいよ大詰めの第5弾となりました。

初日に何とかひとつ作品が売れ、目標を達成できたことで胸をなでおろしたものの、イベントはまだ3日間残っています。「今日も一日、目の前のお客様に精一杯向き合っていこう」と気持ちを新たに2日目を迎えました。

2日目の金曜日は平日でしたが、朝から本当に大勢のお客様が来場されました。前日とはどこか会場の雰囲気が違います。 何より「本気度」が違うのです。

3年ぶりの開催とあって、ジャパンエキスポを待ち望んでいた熱心な日本ファンの方々が「何か良いものがあれば購入しよう」という強い思いで来られているのが伝わってきました。開場してすぐに、20代半ばの女性が「すべて感覚で好き!」と言ってレインボーの作品を購入してくださり、嬉しさで胸がいっぱいになりました。

目次

次々と手が伸びる作品。「言葉はいらない」と実感した瞬間

そこから流れが一気に変わりました。 スルスルと途切れることなく、一枚、また一枚とお客様が作品を手にとってくださるのです。

「えっ、本当に……!?」と驚くばかりでした。

買ってくださった方のほとんどは、細かな説明を求めることなく「感覚で」直感的に「これをください」と選んでくださいます。考えてみれば、私自身も本当に心がときめく買い物をするときは、理屈ではなく直感で手にとっているものですね。

フランス・パリの方々は特に「色」をとても愛されるのだと気づかされました。特に明るい色彩の「レインボー般若心経」は大人気で、キャンディカラーのタイプは早々に完売となってしまいました。

通訳さんの休憩中、カタコトの単語と身振り手振りを交えて必死に対応し、お買い上げいただいた青地に金の作品。ヒヤヒヤの連続ではありましたが、作品を通して言葉を超えたところで心が繋がる瞬間を、身をもって感じることができました。

「言葉なんていらない。作品そのものに力があれば、国境を越えて思いは伝わるんだ」

それは、私がずっと憧れていたボーダーレスな世界に触れた瞬間でもありました。

無我夢中で走り抜けた2日目、6枚のご縁

あっという間に午後も過ぎ、閉場間際の片付けを始めようとしていた時のことです。 ふらりと立ち寄ってくださった優しい瞳の男性が、「本当は日本の刀のようなものを探していたけれど、これが気に入ったよ」と作品を選んでくださいました。

最終的に、この日はなんと6枚もの作品をご購入いただくことができました。

あまりの出来事に実感すら湧かず、無我夢中のまま放心状態になってしまったほどです(笑)。くたくたになりながらホテルへ戻り、この日も冷えたビールと美味しいフランスの桃で乾杯いたしました。

長らくお付き合いいただきましたパリ渡航記も、残すところあと1回となります。 国境を越えて多くの方に届いた「レインボー般若心経」の物語、最後までどうぞお付き合いくださいね。

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この記事を書いた人

岩手県遠野市生まれ。外資系船会社勤務を経て、結婚・子育てをしながら書道の道へ。吉川蕉仙氏に師事し、日展入選2回、読売書法会幹事を務めるなど高い技術を持つ。2016年より田園調布にて「清景書道教室」を主宰。パリのジャパンエキスポ招待出展や、銀座・麻布十番での個展など国内外で活動。「日常に溶け込み、愛でていただける書」をコンセプトに、日常がより充実する書道教室を展開している。

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