こんにちは。
田園調布で、書道教室を主宰しております、佐藤清景(さとうせいけい)です。
私の母は、故郷である岩手県で一人で暮らしております。
北国の冬は長く、曇り空の日が続いたり一日中吹雪いたりと、「冬はやっぱり寂しいね」と母もよく口にしています。春が訪れるまでの時間が、とても長く感じられるようです。

さて、もうすぐ節分ですね。
豆をまいて厄を払い、晴れやかに新しい年を迎える行事です。
私が幼い頃、田舎の暮らしには四季折々の年中行事がありました。節分の豆まきに始まり、春になれば苗を植えたり種をまいたり、桃の節句や端午の節句を祝ったり・・・。
大した変化のない日常の中で定期的に訪れるこれらのイベントは、実は「日々を心地よく過ごすための先人の知恵」だったのだと、大人になった今深く納得させられます。行事を準備して迎えることで気分を盛り上げ、暮らしを彩る工夫だったのですね。
何も意識せず誰とも会わずに過ごしていると、人はどうしても気分が落ち込みがちになってしまうものです。

身近な「花鳥風月」に目を向け、自然の変化とともに生きる
ふと窓の外の雲や光、風の揺らぎや咲く花々に目を向けてみてはいかがでしょうか。
私たちはつい、楽しみや変化を「遠くへ出かけること」だけに求めてしまいがちです。けれど、花鳥風月——自然や季節は一瞬たりとも同じ状態にとどまることはなく、常に美しく変化し続けています。
その変化にそっと目を向けることこそ、「意思を持って生きる」第一歩なのではないでしょうか。
季節ごとに咲く花や、庭に渡ってくる鳥たちをじっくり観察していると、「自然には到底かなわないな」と、素直な畏敬の気持ちが湧いてまいります。

(窓の外にメジロがいます))
過酷な冬を過ごす北国の人々は、生き死にに関わるからこそ、自然に対して強い「畏れと敬い」の心を持って生活しています。自然への畏敬の念があれば、何事に対しても軽はずみな言動や気持ちは生まれないはずだと思うのです。
2月のお稽古で、自分と向き合う心地よい時間を
新しい年の始まりに、「もっと自然とともに生きる」ことを意識して過ごしてみたいと思っております。身近な自然を観察してみると、きっと日常の中にたくさんの新しい発見があるはずです。
当教室では、2月のお稽古日にまだまだお席の空きがございます。
お道具はすべてご用意しておりますので、手ぶらでお越しいただけます。ご自身が書きたい文字に向き合える、自由で温かな時間をご用意しております。お試しの参加も大歓迎ですので、どうぞお気軽にお越しくださいね。

