こんにちは。 田園調布で書道教室を主宰しております、佐藤清景(さとうせいけい)です。
「大変なんですー!」 教室を始めて11年目を迎え、これまでを振り返ってみると、このお声をよく耳にしてきたなと感じます。
「入会します」とおっしゃって、次のお稽古の予約を入れてお待ちしていると、直前になって必ず、 「急に仕事が入ってしまって……」 「子どもが熱を出して……」 「子どもが骨折してしまって……」 とお連絡が入る。
「自分は行こうと思っていたけれど、急にこの状態になってしまった。行きたいのは山々なんですが、行けないんです」 このやりとりを繰り返し、結局まったく通えず終わってしまう方や、1〜2度いらして来なくなってしまう方が、これまで何人かいらっしゃいました。
ずっと「どうしてこんなに続くのだろう?」と考えていたのですが……。

潜在意識と「私って大変なの」という心の奥のSOS
教室に来たいというのは、もちろん本当の気持ちなのだと思います。
ただ、それよりも心の深いところで「私って色々と抱えていて大変なの。
誰よりも頑張っている私を認めてほしい、労ってほしい」という意識を抱えていると、なぜか大事な日に別の事件が起きてしまう。
どうやら、そんな仕組みがあるようなのです。
「そんなことはない、不可抗力だから仕方ない」と思われるかもしれません。
ですが、よく思い出してみてください。何か予定を入れるたびに度々事件が起きて、キャンセルになってしまう経験はありませんか?
本当に急な仕事でキャンセルされる方ももちろんいらっしゃいますが、そうした方々と「いつも大変なことが起きてしまう方」とでは、醸し出す雰囲気に明らかな違いがあります。
人の潜在意識というのは、本当にすごい力を持っているようです。
悲劇のヒロインから抜け出す選択をする
では、どうやったらその状況から抜け出せるのでしょうか。
まずは、「いつも私ばかり大変」という意識をそっと手放し、視野を少しだけ広げてみることです。
大変な思いをしているのは自分だけではないと気づくだけで、見える世界が変わってきます。

幼い頃の記憶から「親にこんなことをされた」「同情してほしい」と悲劇のヒロインのままでいては、そこから新しいものは生まれません。
ですが、悲劇のヒロインを続けるか、そこから脱出するかは、いつでも自分自身で自由に選択できます。
実は、私の母も「かまってほしいタイプ」の悲劇のヒロイン系でした笑。
「可哀想な私」のままで自分からは動かず、誰かが手を差し伸べてくれるのをずっと待っている。けれど素直に頼むことはせず、「誰も何もしてくれない」と嘆いてしまうため、自然と人が離れていってしまうのです。
可哀想な状態や不自由な環境は、実は自分自身が作り出している部分もあるのかもしれません。
せっかく新しいことを始めようと門を叩いてくださったのに、それではとても勿体ないと感じてしまいます。
書は、自分の思い癖に気づく作業
まずは、今の自分の状態を客観的に正しく把握すること。良いことも悪いことも現実をそのまま見渡して受け入れることが、第一歩になります。
そして、書道はそのお手伝いができます。
一文字一文字と静かに向き合う時間は、自分の「思い癖」に気づき、心を軌道修正していく作業そのものです。
書を通して、新しい自分への気づきを得てみませんか? いつでも教室でお待ちしております。
