「コピーではありません」AI時代だからこそ響く「手書きのぬくもり」

こんにちは。
田園調布で
書道教室を主宰しております、
佐藤清景(さとうせいけい)です。

 

「これはコピーですか?」展示会での驚き

先日、11月の展示会で何度か

「これはコピーですか?」

というご質問をいただきました。

私の作品は【全て私が一字一字書いています】です。

昨今、AIによる生成技術が席巻しており、またそれが本物と見間違えるほどのクオリティである時代でございます。
これまでの展示会ではなかった反応でしたので、時代の流れなのだろうと感じ、驚きでもありました。

 

AIには出せない「人肌のぬくもり」

ですが、やはりAIによる作品は、どこかぬくもりがなく、綺麗すぎるがゆえに飽きてしまう気がします。
すべてが完璧であることに慣れてしまいますと、隅々まで完璧を求めてしまいがちですが、私はそうは思いません。
破れがあるからこそ魅力が生まれ、アンバランスさの中にこそ美しさがあると考えています。

だからこそ、目を鍛え、様々なものに触れることが大切です。

人は見たいものを自分の見たいように見ています。いつもの風景の中の違いにまで気がつかないことはよくありますし、
見たくないものを無意識に排除することもあります。人間の目ってすごいのです。

人が作り、書いた作品には、必ずその人の「人肌」すなわち魂が宿ります。それを感じていただきたいのです。

 

狂いがなくなった?更なる精進を

「コピーですか」とのお言葉は、「人が書いたものに見えなかったのか?」と考えると、もしかしたら「何千回と書くことで、作品の狂いがなくなり洗練されてきた」と前向きに捉えることもできるでしょう。

しかし、その慣れに甘んじぬよう、改めて気持ちを引き締めました。

世界に一つの書を創る「注文制作」について

近いうちに価格を見直します。まず注文したい方のための説明を作りました。
どうぞそちらもご覧下さいませ。

注文は、まずお問い合わせください。

一部のお客様は、コピー機のようにサイズを自由自在に縮小・拡大できるとお考えのようですが、それは難しく、紙の大きさは基本的に決まっています。ご希望のサイズにする場合は、マチを使って調整するなど、職人の技で対応いたします。

コピー機のように自由自在な縮小・拡大はできかねますが、できる限りお客様のご希望に沿いたいと考えております。

満足度を追求する打ち合わせと価格設定

そのため、注文をご希望の方とは一度、綿密な打ち合わせをさせていただきたいのです。

お客様の頭の中にあるイメージと、私の持つ書道の可能性を共有し、擦り合わせる大切な時間です。

実際に作品を見て納得していただいてから制作に入りたいと考えており、この打ち合わせの時間をふまえた価格になっています。

納得してご満足いただくことが私の一番の願いです。

打ち合わせの結果、イメージが合わずに不成立となる場合もあるかもしれませんが、それはご縁がなかったということです。
もちろん、紙と色の組み合わせ、額装などを考える時間は、お互いに最高のクリエイティブな時間でもあります。

ぜひ、その楽しみを共有できたら嬉しいです。

お問い合わせ、 心よりお待ちしています。

 

 

 

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