こんにちは。
田園調布で、書道教室を主宰しております、佐藤清景(さとうせいけい)です。
ジャパンエキスポパリ2022道中記続きです。
からの続きです。
ジャパンエキスポパリの出展日初日。
会場の駐車場は、既に大半が埋まっている状態でした。
3年振りの開催。
毎年4日間で25万人の人が来場して盛り上がる催しです。
が、しかし・・・。
私のブースの上には、暗雲が立ち込めたままです涙…。
朝10時前にはオープンしていましたが、なかなか売れず…。
お隣やお向かいのブースの方々は、段々売れ始めています。
目標は、ひとつ売れればとは思っていたけれど…。
あー、私だけ売れずに帰るのかとか、出直してこなくちゃだめなのかとか、悶々としながら焦り始めました。
そのうちにお昼の時間になり、出発前に頼んでおいた日本食のお弁当を食べることになりました。
3000円也。
主催者の方が、「当日はどこも並んでいて食べるのが大変だから」と事前に希望者を募っていました。
私は4日間全て手配をしました。
でも、私だけ、「ひとつも売れなかったら」を考えながら食べていたので、美味しかったと思いますが、よく味わっていないのが事実です涙。
またブースに戻り、通訳さんとお客さまに対応をします。
ふと気がついたのです。
小さな子達が見ていくんです。
私と目が合うのも小学生くらいから下の子です。
そして、ある小学生位の女の子が、ブースの前に立って、赤いタイプのを見て「素敵欲しいけど、ママに聞いてみなと、、「また来る」と言って去って行きました。
通訳さんと、「また来るといいねー^^」。と笑顔で話したりしました。
また別の女の子が前を通り、じっと見ています。
中学生くらいかしら⁉︎
通訳さんと色々話しています。
どうやら赤いのが気になっているらしい。
でも、買わずに去って行きました。
赤いタイプは学生さんに人気なのかしら⁈
どうして⁈???でした。
こちらのタイプです。
さあ、16時を過ぎ、店仕舞いは18時。
あー、やはり売れないのか涙。
半分落ち込んで、自信を無くし始めています。
すると中学生くらいの先程一度見にいらした女の子がやってきました!!。
お母さんと弟さんを連れて、また来てくれました。
もうご家族の間で購入する話が決まっていたご様子でした^^。
最終的に、ママの確認をいただき購入して下さいました涙。
この女の子が戻ってきて、買って下さいました。
初めて海外で売れた❗️🎵
通訳さんとハイタッチをして、喜んだ瞬間です。
名前も知らない私の作品を好きと思って、自分のお金では買えないので、ママに相談をして、交渉をして、また来てくれた。
何重ものハードルを越えて、手に入れてくれたことを心から心からありがとう。と感謝の気持ちでいっぱいになりました。
もう1人の方の小学生の女の子は、ママを連れていらして下さったけれど、ママのOKが出ませんでした…。
「私は絶対これ素敵だと思うの!自分で買えたら絶対すぐ買うわ!」と言って帰って行きました。
この女の子のまっすぐで澄んだ目を決して忘れないと感じた瞬間でした。
そしてまたいつか絶対会えると願いました。
会場で目が合った、小さな子供達の澄んだ美しい目にふさわしい作品を書いていこうと誓った1日でした。
ひとつ売れたことで、安心と嬉しさに溢れてホテルでビールを飲み笑、ベッドに光の速さで潜り込み、眠りについたのでした。
次の日2日目は、えーっ、こんなに買って下さるの⁈。
4日間のうちの最大の盛り上がりになりました🎵
もう少し続きます。
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