こんにちは。
田園調布で、書道教室を主宰しております、
佐藤清景(さとうせいけい)です。
最近思うことを書こうと思います。
私は岩手の遠野市出身。
もうすぐ帰省の季節ですね。
毎年帰省していました。
独身の時は一人で帰省し、結婚して子供が生まれ、
形を変えて帰省してきました。
が、昨年と今年の夏は、帰って来るなと母からの命令が、、。。
東京は緊急事態宣言が出ているし、
あなたが帰ってきて遠野でコロナが出たら大変とのこと。
東京の人は全員危険人物のようです汗。
昨年秋父が逝き、その時も帰ってくるなと汗。
ですが、さすがに最後に父の顔を見たい。
日帰りをして見送りました。
先日、電話口で、母が
“早く元に戻るといいわね”
“たぶんもう元の世界には戻らないよ、きっと”
と、私。
”だってお母さん、
例えばお葬式だって、あまり大きくしなくたっていいって
皆知ってしまった。”
“葬式の後の皆での食事もしなくたっていいって知ってしまった。”
“だってそれが意外と楽で気持ちがいいと知ってしまった。”
“だから元に戻らないわよ。”
すると、保守的な母もそうよねと納得していました。
父のお葬式はこじんまりと時間短縮で、
いいお葬式で家族は満足でした。
地方は東京に比べてもっと同調圧力の圧が強いので。
何かおかしいと思っても自分から変えられない雰囲気があります。
しきたり、前例が大事。
季節毎に
〜〜しなければならない、しないのはおかしい。
しないと誰かに何か言われる。
そんな地方にも変化の波はやってきています。
もちろん伝統とか、しきたりは大事だし、
全くなくなることはないと思います。
ただ、自分はこうしたいけど、
親戚の手前、しなくてはいけないという
人の目を気にして生きていく
という風潮が少し減って
軽くなっているのがいいなぁと
思います。
私も一年前には考えられない展開を今年体験しています。
まさか自分の書を売るなんて
一年前、全く想像もしていなかった。
去年まで、
ものすごく大事にしてて捨てられないと思ってた物が
今年はあれっ⁉︎
どうしてこれが大事だったんだろうって
価値が変わっていたり。
不自由だからこそ知恵を出さざるを得ない環境になりました。
予測、想定なんてほとんどあてにならないと思い始めました。
今の環境はコロナが終わるまでの仮の姿で、
もうちょっとしたら元に戻るなんて
もう幻想なんだって
なんとなく私の母でさえ感じています。
時代が変わるんだ。
オリンピックの開会式を見ても
あー、変わるんだな。
もう前のような派手なものは終わりなのかもしれないと思いました。
終わるということは何かが始まるということ。
教室でも、新しい生徒さんが
新しい風を吹かせて下さり、
新しい循環を起こして下さっておもしろいです。
親子3人で来て下さっている方は
同じ机で一緒に筆を持って書いています。
子供さんはちょっと嬉しいのではないかしら?
“ほら、パパ、自分のことに集中して”
なんて私から言われてるお父さんを見ることができて。
お子さんが習いたい場合は
お母さんかお父さんも一緒で受け付けしています。
どうぞご興味ある方は
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