心が豊かになるきっかけ作りに、好きな文字を。「花鳥風月」のご依頼をいただきました。

こんにちは。
田園調布で、書道教室を主宰しております、
佐藤清景(さとうせいけい)です。

少し前に生徒さんから、

「先生、『花鳥風月』って書いて欲しい」

と、注文をいただきました。

花鳥風月か、難しいなぁとすぐ思いました。

余りにもポピュラーな語句ですから。

でも、いい言葉ですよね。

こちらの記事もご覧ください。

私の師匠は派手にやりすぎるのを決して好まないので、
その教えは私の身体に染み付いています。

好みもあると思いますが、
大抵の方は派手に字を崩したものに
魅力を感じ、書家の方に求める方が多いです。

生徒さんと長らく相談を重ねて、
生徒さんの家の玄関の雰囲気に合わせて
飾るサイズや書体の大きさなどを調整しました。

そして、誰が見てもすぐに読めて、長く楽しんでいただける、
毎日見ても飽きない字をと思い、ご覧になった方が、
ほっこりするような字を心を込めて書きました。

これは小さな作品です。
額装の仕方で雰囲気も変わり、
何通りにも楽しめるので、
とても素敵に仕上がると確信しました。

また額装ができましたら、紹介させていただきます。

さて、書家が何かを書くとなると、
論語だったり、格言だったり、
お寺の門のところにある看板にあるような、
何かしらの戒めのようなものを書きがちです笑。
私も以前はそうでした。

でも、何を書いてもいいのです。
ご自分の名前だけでもいいし、
いつも頭の中にある言葉でも。
お好きな言葉で良いのです。

額装をすることで大げさになるのがお嫌でしたら、
シンプルなものや軽いものにすればいいですし、
裏打ちだけでもOKです。

先日、般若心経の作品ですが、
裏打ちだけをして玄関に飾っている画像をいただきました。
素敵ですよね^^。

このような作品はすぐ必要でもないですし、
無くても困るわけでもありませんが、
心が豊かになるのではないかと思っています。

なんだそんなことか。とお思いでしょうけれど、
“花鳥風月” 

人は自然の移ろいとともに生きていますが、
毎日の忙しさで季節の小さな変化を忘れがちかもしれません。
玄関を出る時にふと目に留めて出る。
何かに気づくかもしれません・・・。

その毎日の繰り返しが、
少しの心の機微の変化につながるように、
そして心が豊かになることに繋がるのかなぁと、感じています。

私が書くのは般若心経だけではありません。
ご注文をいただければ、出来る限りご希望に添いながら、
作っていきたいと思っています。
秋の展示会には般若心経ではない、書の作品を何点かお見せできるかと思います。

何か言葉を書いてもらう。
ものすごく立派な言葉を書いてもらわないといけないと思いがち。です。
いえいえそんなことはありません。

好きな言葉、気になる文章など、自由に決めていただいて大丈夫です。

どうぞお気軽にご相談下さい。

 

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