習字は受動的、書道は能動的といったところでしょうか?

こんにちは。

田園調布で、書道教室を主宰しております、佐藤清景(さとうせいけい)です。

今年の夏は本当に暑い(^◇^;)。

暑いと集中することが難しくなってきます。

教室ではしっかりと冷房をかけて、書に取り組んでいます。

さて、入会なさってくださる生徒さんに

「どうやってここを知りましたか?」

とか

「どんな言葉で検索なさいましたか?」

と、お聞きすることがあります。

すると、書道教室、書、習字、お稽古等のようです。

調べて私の教室にたどり着いて下さりありがたいことです。
感謝申し上げます^^。

さて今日はその検索ワードの
書道習字のちょっとした違いについて、
私の思うところを書きたいと思います。

習字は読んで字の如く、字を習うです。
日頃読んだり書いたりする字を、できるだけお手本に近く、
正しく美しく書くという感じ。
小学生の時に習う書写のようなもの。

そして書道というと、
字を正しく美しく書くのはもちろんのこと、

書にも色々ある分野。
例えば、かな、変体仮名を勉強してみたり、
古典を勉強してみたりと、一気に範囲は広がります。
そこで、何に興味があるのか自分で探し、
進めていくという感じでしょうか。

文字通り書の道を自分で模索しながら
道を進めていくイメージです。

習字は受動的、書道は能動的といったところでしょうか?

皆さん最初は

「字がうまくなりたいんです。
自分の字がうまくないので、ずっとコンプレックスだったんです。」

とよくおっしゃいます。

最初は基本からやりますが、
まわりの生徒さん達が
書いているものを見たりしていく中で、

そのうち自分が
何を書きたいのか、どんどん意欲的になり、
かなを書き始めたり、写経にはまったり。

はい、書の道の始まりですね、笑。

今年はそんな道をより進めた方が
お二人いらっしゃいます^^。

お一人は教室に入って6年程経ちます方。
小筆から入って、中筆で楷書の基本、写経、かなと
だいたいひと通り終わらせて、
お免状を取ると決めて、現在順調に級を進めています。

もう一人の方は、
他の書の教室で既に習っていた方で、
漢字をきちんと習いたい。という気持ちで
入って下さいました。
基本からまたやり直して、
ずいぶんと強い線がかけるようになりました。
同じくお免状を取るべく奮闘しています。
順調に進んでいます。

色々な道があります。
お免状をとるだけが道ではありません。
ひたすら写経をやる方も数人いらっしゃいます。

かなを始めて、変体仮名を交えて
百人一首を書きすすめる。
美しい紙に書いてみる、などなど…。

入り口はどんな形でも、
誰か書いているのを見て、とか
先生に褒められて、とか、
勧められてとか、何でもOKです^^。

自分で見て感じて選択していく。
その体験を書を通して、してまいりませんか?

自分で選択して生きていく。
これがなかなか、できているようで、
できないです。
(私も含めて)

意外にもまわりからどう見えるか。とか汗、
こうしておいた方が無難とか
結構な割合で無意識のうちにしています。

だから時々つまらないなぁと思うことになります。

自分で100%選択して歩いていくことが、
今の日常で難しいとお思いなら
書を通してトライをしてみましょう。

そこで、道ですから、
時々いろんなことが起こりますが笑、
一緒に解決できますし、途中休憩もありです。

一旦道を違えて、またこの道に戻ってくるのも、
もう戻らず違う道を、歩み始めるのもOK^^。
必ず自分で決めて進むことをお勧めします。
決めたら言い訳をせず、道を進むことです。

もし書に興味がある方は一度体験にいらして下さいませ。

 

 

 

 

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