「今」の自分の場所で解る、感じることが全てではないでしょうか。

こんにちは。
田園調布で、書道教室を主宰しております、佐藤清景(さとうせいけい)です。

般若心経って。

この世は空(くう)。と言われてもね…

私も最初は、ちんぷんかんぷんでした。

何言ってるの?

私達は日頃、答えや正解をすぐ求めすぎではないでしょうか?

すぐGoogleさんにお世話なってしまう習慣があります。

私なんてせっかちな方なので、で、結局それは何を言いたいのよ!

なんて思いながら、へーそうなんだ。とわかった体を装うときもありました。

般若心経は、この世を生きるために、必要な智慧が書かれているお経。
と言われています。

皆さんの中にはお葬式の時に読むお経。と思われている方もいらっしゃるかもしれません。

もちろん、このお経を上げる時もありますが、まず、そのお葬式の時に読むお経という思い込みを外しましょう。

もう今日はこれだけで少し視野が広がっています。

そして、このお経、すぐ意味を理解できた。とか、もう既に全部理解できた。というものではないようです。

というのは、人それぞれ生きてる場所、環境、ペース、ステージが違うからです。

それぞれの人生の「今」の場所で解釈、理解できることがあれば、その都度取り入れたらいいのでは。と思います。

若い頃にはわからないことが、昨日やっと腑に落ちてわかった。

なんてことはたくさんあります。

散歩しながら、あーッと、理解することもあります。

ですから、「今」の自分の場所で解る、感じることが全てではないでしょうか。

その繰り返しが、悟りというものに近づいているのかなぁ。という感じがします。

悟りがどういうものかというのも、わかりません。

またわかる必要があるのかと問われれば、それもわかりません。

ここで正解を求める必要がないのです。

日常で自分や家族、まわりに起こる事件、出来事から感情的にならず、ふと気がついて

執着や我を、一枚一枚皮をむくように剥がしていけたら

いいのではないかと思います。

例えば一枚のレインボー般若心経。

理解じゃなくて感じる。

どうしても、文字一つ一つにどんな意味があるのかと、難しく考えてしまう方もおられます。

考えなくていいと思います。

一枚で一つ。絵のように眺めてもらっても良いですし、文字一つを真剣に読み込まなくても大丈夫です。

青空の雲、道端の花のようにお部屋に、ポッとある感じで見てみてください。

人生を過ごす中で般若心経の何かと自分の中の何かが一致して繋がりができるかもしれません。

できなくてもOK。

自分の好き。という気持ちを大事にしてみて下さい。

例えば、絵や書など、これを飾るとセンスがいい。と思われるとかお金があると思われる。

とかも、自分の見栄を満たすためだけに買うのではなく、

ただただ、いいなぁと思って飾ってみたらまた変わると思います。

その買った一枚を眺めるたびに、買った時のピュアな気持ちに戻れるからです。

それが気持ちをリセットできるということです。

ワンちゃんが走ってるような雲。

わからない、知らないを恥じる傾向がありますね。

わからないならわからないと言える自分になりましょう。

それが「今」現在の自分に気がつく一歩になります。

とにかく物を知らない自分は仮の姿で、わからない自分は自分でないと、今現在の自分を否定する。

これを繰り返すことで自分を見失います。

物を知らない自分、

わからない自分をあるがまま受け入れることから。あっ、私知らないこと多いなぁと思えば謙虚になるはず。

謙虚になれば必ず教えてくれる人に出会います。

または知らないからまず知ろうと勉強をしてみたり。と行動されると思います。

それは知らないことが恥ずかしいから知らなきゃ、の心とは違うので結果も違うと思います。

その積み重ねです。

たぶん人生に意味があるとすれば。

タイミングはその方の人生それぞれで違いますので、焦る必要もなければ比べる必要もありません。

なぜなら、「今」の自分以外の誰にもなれないからです。

しっかり現在の自分の全てを正しくみることから。

そうすると揺らぎません。

都合のいいように解釈せず、今の自分から決して逃げない。

すると道が見えてきます。

2024年4月 清景(せいけい)書道教室お稽古日のご案内

 

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