こんにちは。
田園調布で、書道教室を主宰しております、
佐藤清景(さとうせいけい)です。
先日の京都での稽古にて私の師匠に、
「もっと手本をよーく見て
辿々しく(たどたどしく)書いてな」
と言われまして。
あちゃー、
もっとよく見なくては。
と思ったのでした。
今日はこの
辿々しく(たどたどしく)について。
この前の私の教室のお稽古に、
夏前以来お休みしてた方が、
久しぶりにいらしたのです。
私はリハビリが必要だろうなぁ、
まず基本からやり直ししないと
難しいかしら?
と思っていました。
それが書き始めると、
なかなかよくお手本を見ることができていて、
悪くないのです
「久しぶりなのに、腕があんまり鈍ってないわねー」
もちろん体で覚えていたので、
簡単には忘れていないことも確かですが、、
まず!
彼女はお手本をよく見れていたのです。
久しぶりでしたからより新鮮な気持ちで
じっくりよく見ることができたのでしょう。
人は慣れる生き物。
お手本を見ながら書いても、
慣れてくると
こんなもんだろうと
手慣れが起きてきます。
この手慣れに私も陥っていたんですね。
京都でのお稽古の時、もちろん聞きました。
「先生、辿々しくって⁉️どんな感じですか?」
先生曰く、
「この字の辺の長さはどれくらいだろう?
この角度はどのくらいの広さだろう?
辺と作りの関係はどうなっているか?
よくよくひとつずつ見て
辿々しく書くこと。」
はいと心に刻み込みまた精進します。
そんな私の師匠吉川 蕉仙先生。
来月お正月の3日から9時まで
日本橋高島屋にて開催される
現代書道20人展に出品しています。
どうぞご覧になってみて下さいませ。
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