こんにちは。
田園調布で、書道教室を主宰しております、佐藤清景(さとうせいけい)です。
この頃頻繁に思うことを今日は書こうと思います。
私は書道は30年以上やっています。
この年数は今思えば30年経ったなぁぐらいに捉えています。
気を付けていることがあります。
この30年に執着しないことです。
・この何十年やった。とか、
・私はこれだけやってきたんだから。とか、
このことに捉われて執着し、そこから離れられなくなってしまいがちだからです。
よく目にするのは、この何十年か続けてやってきたことや、資格を取る為に費やした時間を、無駄にしてなるものか
この何十年かが私そのものなんだからとか
ものすごい強固なバリアを感じることがあります。
そこから一歩踏み出してみては?
と思います。
ある方は
もう長い間書道をやっているけれど、息つく暇もなく競技展の出品に追われ、
書が好きなのかもわからない
ただ出品して、ある程度の評価を貰うと世間から認められるし。
とのことでした。
これは私も気持ちがよくわかります。
世間の方は
この先生っていったいどれくらいのレベルの先生なんだろうと
思うものですしね。
ただそこにこだわりすぎて、ついには競技展用の書を書くのは辛くなってきて、体にまでサインが出てくるようなら、
一歩輪の外にでて新しい空気を吸ってみた方が絶対良いと思います。
この何年か続けてやってきた「もの」「こと」への執着は書だけに限らないようです。
例えばお化粧の仕方だったり、洋服の選び方だったり、
ずっと気に入っているからとか
私に一番合うからとか
頑なに信じがちです。
だってこのスタイルが過去にいつも褒められてたし、自分もいつも安心。
もちろんそんなこだわりも悪いことではありません。
ただ”時”は常に流れていて止まることがありませんから
過去の自分が一番輝いている時のまま、今に至ることはできません。
安心なところは執着を産みがちです。
自分の何年かかけて習得したやり方への執着は頑固にも変わります汗。
だって私はこのやり方で今まできちんとやれてきたのだからっていう自信は、執着に変わります。
執着と頑固は人を酸化させるみたいです。
時々自分を客観的に見て
・現在の自分がどんな感じなのか、
・現在の自分を好きであるのか、
問うてみる習慣を作るのはどうでしょうか?
もし今の自分があまり好きじゃなくて、なんか違うと思ったら道を違えてみる。
今までやってきたことから離れてみることは難しいに決まっていますが、
決して決して身体で習得したものはなくならないし、次の何かの時に思いがけず、輝くかもしれません。
そんなことを言っている私も執着たくさんあります。
生徒さん達から教えられ、気付かされる毎日です。
執着やこだわりも必要な時もあります。
大事なのはバランスではないでしょうか?
バランス良く過ごしたいですね。
さて何か新しい環境に身を置いてみたい。と思われた方。
良かったら「書」をされてみませんか。
お試しのご参加も大歓迎です。
コメント